ソニー株で見るフィボナッチ・リトレースメントの活用事例

世界を代表するエレクトロニクスメーカー、ソニー株式会社(6758)は多彩な事業ポートフォリオを持ち、株価のトレンドが明確です。
フィボナッチ・リトレースメントを活用することで、押し目や戻りの水準を客観的に把握でき、エントリーやイグジットの精度を高められます。
本記事ではソニー株の過去トレンドをもとに複数の活用事例を紹介し、チャート分析から資金管理までを実践的に解説します。

フィボナッチ・リトレースメントとは?

フィボナッチ数列は0、1、1、2、3、5、8、13…と続き、隣接する数字の比率は黄金比(約61.8%)に収束します。
チャートでは主要な高値と安値を結び、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、78.6%の水平ラインを引くことで押し目・戻りの目安を示します。
多くのトレーダーが注目するこれらのレベルはサポートやレジスタンスとして機能しやすく、デッドクロス・ゴールデンクロスとの組み合わせでシグナルの信頼性が向上します。

基本的な計算方法

フィボナッチ・リトレースメントは「(高値−安値)×フィボ倍率+安値」で計算します。
上昇トレンド局面では安値から高値、下降トレンド局面では高値から安値に対して逆算することで水平線が得られます。

主要レベルとその役割

  • 23.6%:浅い押し目、短期トレーダーの利食いポイント
  • 38.2%:中期トレンド継続のならし、エントリー優位性が高い
  • 50.0%:心理的節目、ダブルトップ・ダブルボトムに絡みやすい
  • 61.8%:黄金比、強力な支持帯・抵抗帯として機能
  • 78.6%:深い押し目、逆張りシナリオの最終ライン

ソニー株のチャート特徴と市場背景

ソニー株はエレクトロニクス事業、ゲーム、イメージセンサーなど複数セグメントで業績が拡大しています。
日足・週足チャートではトレンドの切り替わりがはっきりと現れるため、フィボナッチのレベルとの相性が良好です。
また、VWAPやTPOチャート、パラボリックSARを組み合わせることで、実需に基づく需給分析を強化できます。

実践事例①:2023年10月〜2024年3月の上昇トレンド

2023年10月の安値9,200円から2024年3月の高値13,800円まで上昇した局面を分析します。
38.2%押し目は11,740円、61.8%押し目は10,080円付近に位置し、多くのトレーダーが押し目買いを仕掛けました。
実際に11,700円レベルで5日移動平均線とゴールデンクロスが発生し、反発後の急騰を捉える絶好のエントリーポイントとなりました。

実践事例②:決算発表後の調整局面

2024年5月の第1四半期決算発表後、一時的に株価が調整し9,800円まで下落しました。
ここでフィボナッチ50.0%戻りの11,500円付近がレジスタンスとして機能し、MACDデッドクロスと重なったことで利食いが加速しました。
その後、RSIのダイバージェンスを捉えながら61.8%押し目で再度反発し、次の上昇トレンドに乗ることができました。

複合テクニカルとの併用法

  • フィボナッチ×RSI:30%以下からの反発タイミングを見極める
  • フィボナッチ×ADX:20超でトレンド継続、押し目精度を向上
  • フィボナッチ×VWAP:機関投資家の買い圧力を確認
  • フィボナッチ×パラボリックSAR:転換シグナルとレベルを組み合わせる

シグナル別エントリー・イグジット例

シグナルエントリー条件利食いポイント損切りポイント
38.2%押し目+RSI30以下11,740円付近で5分足RSI30以下23.6%戻りの12,500円付近50.0%押し割れの10,510円付近
61.8%押し目+ADX25超10,080円付近でADX25超確認50.0%戻りの11,540円付近78.6%押し割れの9,920円付近
ゴールデンクロス+VWAP乖離5日線が25日線を上抜け+VWAP乖離率2%超直近高値更新時VWAPタッチまたは移動平均線反転

リスク管理と資金配分

ソニー株は流動性が高い一方で値幅が大きいため、1トレードあたり資金の2%以内に抑えます。
逆指値を必ず設定し、最大ドローダウンを1回のトレードで1.5%以内に制限しましょう。
また、複数ポジションを同時に持つ際は相関の低い銘柄と組み合わせることでリスクを分散できます。

まとめ

ソニー株のチャートを例にフィボナッチ・リトレースメントの具体的活用事例を見てきました。
23.6%~61.8%のレベルはサポート・レジスタンスとして機能しやすく、RSIやADX、VWAPなどのテクニカル指標と組み合わせることでエントリー精度が飛躍的に向上します。
リスク管理を徹底し、明確なルールを持ってトレードに臨むことで、ソニー株での成功率も高まるでしょう。

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