ニュースが出てからでは遅い|本当に早く気づく人が見ている指標

なぜニュース後では遅いのか

ニュースは多くの参加者にとって共通のトリガーです。
発表後は短期的な需給変化が発生しやすく、ボラティリティが急拡大します。
早期に動きを捉えられなかった投資家は、買い遅れや高値掴み、あるいは踏み上げの片棒を担がされるリスクを負います。
逆に早期シグナルを先回りできれば、ニュースの織り込みを伴う大きな値幅を獲得できる可能性が高まります。

本当に早く気づく人が見ている主な指標

指標何を示すか(実務での使い方)
寄り前5分の出来高寄り前に資金が先行しているかの最優先サインです。PTSや寄り前板での偏りと合わせて確認します。寄り前5分で平均の2倍以上の出来高が出る銘柄は注目します。
PTS(夜間気配)ニュースの先取りや海外需給の先行指標になります。PTSで先行高が出ている銘柄は寄りで更に化けることがあります。
歩み値(約定履歴)大口の成行買いや時間分散での約定が見えると「実需の流入」を秒単位で判断できます。歩み値で大口の連続が確認できると追随優先。
出来高クラスター(VPOC)出来高の多い価格帯は支持・抵抗になりやすいです。VPOCの上方シフトは資金流入の本格化サインです。
VWAP当日の公正価格指標です。VWAP上で推移するか割れるかで短期の買い優位/売り優位が判断できます。
信用残・貸借倍率需給の偏り度を示します。信用買残の過熱や貸借逼迫は逆に暴落リスクやショートカバーによる急騰材料になります。
EPFR等の海外ファンドフロー海外マネーの流向を示す高次元の先行指標で、週次データを監視することで大型テーマの動きを先回りできます。

早期発見のための実務フロー

以下は朝のルーチンとして実行することを推奨するチェック順です。
1)海外ファンドフロー(週次)とJPX投資部門別売買を確認し、マーケットの資金方向を把握します。
2)スクリーニングで直近出来高が20日平均を上回った銘柄を抽出します。
3)PTSで先行している銘柄をピックし、その中で寄り前5分の出来高が平均の2倍以上の銘柄を優先監視します。
4)寄り前の板・歩み値で大口の時間分散約定があるかを秒単位で確認します。大口が確認できれば試し玉→追撃のシナリオを準備します。
5)VWAP・VPOCの位置関係を監視し、VWAP上維持+VPOC上方シフトが確認できたら中期保持を検討します。

具体的なチャート条件(発見後のエントリー条件)

早期シグナルを把握した後、以下のチャート条件が揃えばエントリーを検討します。
・寄り前5分で出来高先行+寄り直後の歩み値で大口成行買いが3回以上確認できること。
・当日の出来高が直近20日平均の2倍以上を維持していること。
・VWAP上での推移、もしくはVWAPが上方へシフトし始めていること。
これらが満たされない場合は「ニュース前でも待ち」か「試し玉のみ」にとどめます。

誤認と騙しを避けるチェックポイント

早期シグナルを誤認すると損失が拡大します。
次の項目が該当する場合はだましの可能性が高いと判断します。
・出来高増だが歩み値で大口が観測されない場合。
・PTSで先行したが寄りで気配が冷めた場合。
・信用買残が過熱しており、過度の期待が織り込まれている場合。
これらのケースは短期での逆回転リスクが高いので回避または超小ロットで対応します。

チェックリスト(寄り前〜寄り直後に使う一枚表)

項目判定基準対応
PTS先行気配高・気配売り板崩れ優先監視
寄り前5分出来高直近20日平均×2以上試し玉検討
歩み値成行買いが時間分散で3回以上追撃可能
VWAP当日VWAP上維持保有継続
信用残買残急増・貸借逼迫利確幅を狭める/注意

実例(解説ベース)

過去の検証では、出来高・歩み値・VPOC・VWAPの整合が確認できたケースは短期〜中期で高確率に上昇に転じています。
例えば当サイトで分析した任天堂やレーザーテックのケースでは、寄り前の出来高先行と歩み値の大口確認が出現した日に連続上昇に派生した事例が複数確認できました。

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最後に

ニュースが出てから動くのではなく、ニュース前の「水面下の動き」を見抜くことが勝率の差を生みます。
本稿で示した指標群をルーチン化し、秒単位の歩み値チェックを習慣にしてください。
それができれば、大口の先回り、ショートカバーを狙った有利なトレードを実現できます。

 

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