半導体受注回復で急騰しやすい装置・材料銘柄7選
序章:なぜ「受注回復の初動」が重要か
半導体投資は設備投資サイクルが長く、受注が回復し始めた局面では需給のパワーが株価に先行することが多いです。
受注残の増加や設備投資の発表は具体的な将来キャッシュフローの改善シグナルになりやすく、そこに短期資金が流れ込むと急騰が発生します。
特に装置メーカーや材料サプライヤーは受注の先行指標に敏感で、初動で取りに行ければ短期間で大きな利幅を得られます。
急騰しやすい銘柄の共通要素(チェックリスト)
受注回復で短期急騰しやすい銘柄には共通の特徴があります。
下記チェックリストを満たすほど期待値が高まります。
| No. | 項目 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 受注残の前年比・前期比増加 | 実需の回復は業績改善直結だからです。 |
| 2 | 主要顧客からの大口受注開示 | 大口開示は将来売上の確度を高めます。 |
| 3 | 設備投資の内訳で先端プロセス向けが多い | 先端向けは高付加価値でマージン拡大が期待できます。 |
| 4 | 営業CF/フリーCFの改善傾向 | キャッシュ創出力が強いと下振れリスクが小さいです。 |
| 5 | 信用売残が多すぎない | 信用ショートの巻き戻しで急騰するケースを除外または確認できます。 |
注目の装置・材料銘柄7選(銘柄名と選定理由)
以下は受注回復が確認されたり、回復が始まった局面で特に急騰期待が高い代表的な銘柄群です。
銘柄は装置系と材料系に分けてピックしています。
| 分類 | 銘柄 | 選定理由(要点) |
|---|---|---|
| 装置 | 東京エレクトロン | 半導体装置のグローバルプレーヤーで受注残の増加は収益の先行指標です。 |
| 装置 | SCREENホールディングス | 露光や洗浄工程などで市場シェアが高く、受注回復で業績の回復が早いです。 |
| 装置 | アドバンテスト | 半導体試験装置の世界的需要が回復すると最も早く収益に直結します。 |
| 装置 | ディスコ | ウエハ加工・薄膜・ダイシングで高付加価値機器を持ち、先端需要で伸びます。 |
| 材料 | 信越化学工業 | 高純度化学品やシリコンウエハで需要の回復は売上直結です。 |
| 材料 | JSR | フォトレジスト等の先端材料は代替が難しく、受注回復で業績のレバレッジが大きいです。 |
| 材料 | SUMCO | シリコンウエハの供給がタイトになると価格面でも有利に働きます。 |
各銘柄の実務チェックポイント(決算で必ず見る項目)
受注残と受注の内訳
受注残は月次や四半期での変化を見ます。
特に大型顧客の受注が増えているか、先端プロセス向け機器かを確認します。
受注残の年度推移と開示のコメントが重要です。
引当・納期リスク
装置は納期が長いプロジェクト型収益が多いため、納期遅延や引当の情報をIRで確認します。
材料は在庫水準と受注確度(発注枠 vs 受注確定)を確認します。
顧客セグメントと地政学リスク
主要顧客が特定地域(例:中国)に偏ると地政学リスクで変動しやすくなります。
顧客分散とサプライチェーンの健全性をチェックします。
受注回復の「シグナル」と短期トレードの使い方
受注回復の兆候はIRだけでなくマーケットの挙動からも察知できます。
以下は短期で使える実務シグナルです。
- PTS先行上昇があるかを確認する。PTSで動く銘柄は寄りで大きく動きやすいです。
- 寄り前気配で買い優勢か、買い板の厚みをチェックする。
- 歩み値で大口成行買いが連続しているかを3分程度で確認する。
- 出来高が20日平均の2倍以上になるかを注視する。
- 信用買残の急増がある場合はリスク管理を厳格にする。
スクリーン式(Excel / Pythonで使える簡易フィルター)
銘柄の初期スクリーニングに使える簡易式を示します。
そのままExcelに落とし込める形にしています。
# 簡易スコア(合計10点) score = 0 if order_backlog_yoy_growth > 10%: score += 3 if major_customer_large_order_flag == True: score += 2 if operating_CF_positive_last4_quarters: score += 2 if gross_margin_trend_up: score += 1 if 20d_volume_ratio > 2: score += 2 # score >= 6 を注目ラインとする
エントリー・利確テンプレ(短期〜中期)
実践的な注文テンプレを示します。
必ず逆指値とポジションサイズ管理を併用してください。
| 局面 | アクション(例) |
|---|---|
| PTS先行+一次IRあり | 初動で想定総量の40%を成行で取得、歩み値で大口連続確認後に残りを成行で取得。逆指値はATR×1.2。 |
| 一次IRはあるが前受金不明 | 初動20%指値、IR精査後に段階的に追加(最大70%)。 |
| 噂のみ/一次情報なし | 原則見送り、あるいは超小ロットの試し玉のみ。 |
リスク管理と撤退基準
受注回復は確度のばらつきが大きく、誤った判断で被弾するリスクがあります。
撤退基準をあらかじめ設定しておくことが重要です。
- 逆指値はATR×1.2を基準にし、重要IRが否定的であれば即撤退する。
- 想定外のネガティブ開示(受注キャンセル、顧客の採算悪化)があれば速やかに売却する。
- ポジションは単銘柄で総資金の3%以内に制限する。
事例検証:過去の受注回復で急騰したパターン
過去の急騰事例を振り返ると、共通するパターンは「大口受注の開示」「PTSでの先行上昇」「歩み値での大口連続」の3点が揃っています。
事例を参照し、同じシグナルが出たら短期で機動的に動くルールを持つと良い結果が出やすいです。
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まとめ:受注回復の「初動」をどう取るかが鍵
半導体受注回復は業績改善の先行指標として強力で、装置・材料銘柄はその恩恵を真っ先に受けます。
本稿で示した7銘柄とチェックリスト、スクリーニング式、寄り前・歩み値テンプレをワークフローに組み込むことで、受注回復の初動を効率よく捕まえられます。
ただし個別銘柄のリスクや地政学的リスクは常に存在しますので、逆指値と上限ポジションを徹底して運用してください。
とはいえ、株式投資における情報収集や期待できる銘柄の選定は容易な作業ではありません。
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