速報:海外ファンドの大量買いパターンを拾う方法
要約:海外ファンドの大量買いを拾う最短ルート
結論から先に述べます。
最短ルートは次の3点を同時にチェックすることです。
1) JPXの投資部門別売買動向(週次)で外国人の買越しが続いているか。
2) グローバルETFや海外エクイティファンドの資金流入(EPFRなど)で日本株向けのフローがプラスか。
3) 個別ではPTS先行買い、歩み値の大口連続、寄り前の気配厚みが揃っているかを秒単位で確認すること。
これらが揃うと海外ファンドの本格的な買いが入る可能性が高いです。
理解の基礎:海外ファンドはどのように日本株を買うか
海外ファンドの買い方には複数のパターンがあります。
主なものは(1)オンマーケットでの段階的買い、(2)オフマーケット/ブロックトレードでの一括買付、(3)ETFを通じたパッシブ資金の流入、(4)先物でのベガ調整やヘッジを絡めた複合フローです。
オンマーケットの買いは板・歩み値に痕跡を残しやすく、ブロックトレードは公表やTD(取引所)開示で後追い確認できることが多いです。
また近年はパッシブ資金(ETF等)の存在が大きく、ETFの純資金流入が日本株需給を工夫する主要因になる局面が増えています。
観察すべきデータソース(優先順位付き)
速報で有用なデータソースとその役割を示します。
これらを毎朝・毎週ルーチンで確認すると大量買いを早期に察知しやすくなります。
| ソース | 何を見るか | 有効性 |
|---|---|---|
| JPX 投資部門別売買動向 | 週次の外国人買越し・売越しの累積 | 高:市場全体の資金流向を把握できる。 |
| EPFR/各種フロー集計 | 海外ファンドの地域別資金流入(Japan Equity Fund flows) | 高:グローバル資金の方向性を示す。 |
| PTS板・夜間取引 | 先行して買われているか、気配の偏り | 中〜高:寄り前の先行シグナルに有効。 |
| 歩み値・約定履歴 | 大口成行買いの連続、ブロックの痕跡 | 高:個別の買付主体が動いているか判別できる。 |
| 出来高・板厚み(VPOC/VWAP) | 需給の偏りと支持抵抗の位置 | 中:継続性のある資金流入か判断する。 |
| 取引所開示・大量保有報告(5%ルール等) | オフマーケットや大株主の変化 | 低〜中:遅延情報だが大勢の方向を示す。 |
大量買いを示す「個別シグナル」一覧
個別銘柄で海外ファンドの買いを示唆するシグナルを列挙します。
これらが2つ以上同時に出たら注目度を一段上げてください。
- 夜間PTSで前日終値比に対して大きく上振れしており、寄り前の気配も買い優勢であること。
- 歩み値で短時間に大口約定(例:1000株以上)が連続して発生していること。
- 出来高が日中出来高の急増を示し、20日平均を大きく上回っていること。
- 投資部門別で外国人の買越しが継続している業種や銘柄群に一致していること。
- 関連ETFの組入れ候補やインデックス見直しが近く公表される噂があること。
早期検出の実務テンプレ:朝6分で判断するチェックフロー
朝の出勤前や寄り前に使える6分チェックフローを示します。
秒でエントリー判断する際にこのフローを守ってください。
- JPX週次・日次の外国人買越し状況を確認する(今週分が買い越しか)。
- EPFRや主要海外プロバイダの日本株フロー速報をチェックし、地域ファンドの流入が続いているか確認する。
- 監視銘柄リストのPTS板を確認し、夜間で先行上昇がある銘柄を抽出する。
- 歩み値で大口約定の連続があるかを確認する(3分間に複数回なら濃厚)。
- 寄り前の気配(買い板/売り板比)を確認し、買い厚みが継続しているか判定する。
- 板と歩み値の整合が取れ、出来高が急増していれば初動で小ロットを入る。
ブロックトレード/オフマーケットの見分け方
海外ファンドは一括で大量取得を行う際にブロックトレードやOTCを使うことがあります。
これらは板に痕跡を残さないため注意が必要です。
チェックポイントは次の通りです。
・取引所の売買状況や特別清算の公表で突然の売買高増が確認されるか。
・大量保有報告(5%ルール)や大量売買のTD開示が出ていないかを確認すること。
・オフマーケットでの動きがあると、公開後に遅れて需給が反映されることがあるため、該当銘柄の寄り付き後の値動きに注意してください。
実践:買いをつかむ具体的な注文テンプレ(短期)
以下は短期トレードで海外ファンドの買いに乗るための注文テンプレです。
※リスク管理は各自で必ず設定してください。
| 状況 | 注文テンプレ |
|---|---|
| PTS先行+歩み値大口連続 | 初動:想定総量の30%を成行で取得、逆指値は直近VWAP-1.5%またはATR×1.2 |
| 寄り前気配厚いが歩み値未確認 | 初動:想定総量の15%を指値で取得、歩み値確認後に追加成行(40%まで) |
| 出来高過熱+信用買残急増 | 小ロット入で様子見、利食いは20%で段階、損切りは即撤退 |
中長期で海外ファンドの動きを使う方法
中長期では単日の出来高シグナルではなく、週次・月次の資金フローや保有比率の推移を重視します。
JPXの月次データや海外保有比率、ファンドのホールディング開示をチェックし、外国人保有率の上昇が続く銘柄を候補にします。
注意点とリスク管理(必読)
海外ファンドの買いは突然逆流する可能性があります。
ETFのフローが逆回転したり、グローバルリスクオフが発生すると速やかに売りに転じます。
必ず次を徹底してください。
・ポジションは分割エントリーで作ること。
・逆指値は必ず設定すること。
・出来高と歩み値の質が崩れたら即撤退すること。
・ファンド流入の根拠がファンダメンタルではなく需給だけなら長期保有を避けること。
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チェックリスト
1) JPX 投資部門別:今週の外国人は買い越しか?(Yes/No) 2) ETF/EPFRフロー:日本株ファンドへの資金流入は継続か?(Yes/No) 3) 監視銘柄のPTS先行:存在するか?(Yes/No) 4) 歩み値の大口連続:3分で複数回出ているか?(Yes/No) 5) 出来高/20日平均:何倍か(数値) 6) 信用残の増減:急増していないか(数値) 7) 逆指値・ポジションサイズ:設定済みか(Yes/No)
終わりに:速報性と慎重さの両立を
海外ファンドの大量買いは相場で稼ぐ大きなチャンスを生みますが、同時に逆転リスクも大きいです。
速報で動く際は本稿のチェックフローを守り、複数データが整合する場面だけを攻めることを推奨します。
データソースはJPXやEPFR、PTS統計など公的・準公的な集計を定期的に追い、需給の「根拠」と「質」を意識した取引を心がけてください。
とはいえ、株式投資における情報収集や期待できる銘柄の選定は容易な作業ではありません。
紹介する投資方法やコツを実践しても、必ずしも成功するとは限りません。
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