信用買残急増局面の勝ち方と巻き戻し回避マニュアル
序章:信用買残急増が示す市場の状況
信用買残の急増は買い側のポジション蓄積を示す主要な需給シグナルです。
しかし買残増=安心ではなく、買いポジションが過度に偏ると踏み上げや巻き戻しが発生しやすくなります。
重要なのは「誰が」「どのような手法で」買っているかを歩み値・出来高・貸借倍率などで裏取りすることです。
勝ち筋の全体像(4フェーズフロー)
勝ち筋は次の4フェーズで整理できます。発見、裏取り、実行、管理です。
発見では信用買残の急増と出来高急増を自動検出します。
裏取りでは歩み値の大口連続、VPOCの上方シフト、PTS先行を確認します。
実行では分割エントリーと初期利確を徹底してポジションを段階的に作ります。
管理では逆指値、ATRトレーリング、分割利確比率の厳格適用で巻き戻しを最小化します。
必須データと現場チェックリスト
以下はリアルタイムで監視すべき必須データです。
・信用買残(日次・週次)。
・貸借倍率(日次)。
・出来高(日・週)と出来高比(当週 ÷ 過去20週平均)。
・歩み値の大口約定ログ。
・PTS・夜間気配の先行動向。
・VPOC(出来高プロファイル)とVWAPの位置。
現場で秒で確認する5項目
1 信用買残が過去4週比で+20%以上か。
2 貸借倍率が短期で急低下していないか(0.8→0.4など)。
3 週次出来高が過去20週平均の2倍以上か。
4 歩み値で短時間に同方向の大口が複数回出ているか。
5 PTSが先行して上昇し、寄り前に気配が厚くなっているか。
スクリーニング式
以下の条件をANDで抽出すると信用買残急増局面の候補が出ます。
| 条件 | 判定(例) |
|---|---|
| 信用買残増加率(週) | 過去4週比 +20%以上 |
| 週次出来高比 | 週出来高 ÷ 過去20週平均 > 2.0 |
| 貸借倍率 | 貸借倍率 < 1.0(買い偏重) |
| PTS先行 | PTSで寄り前に上昇・出来高増 |
裏取り:歩み値・VPOC・VWAPで“本物度”を判定
信用買残が増えているだけでは不十分です。
歩み値での成行買いの継続や大口約定の頻度、VPOCの上方シフト、VWAP上での推移があるかで実需か仕掛けかを判定します。
例として歩み値で大口が短時間に3回以上連続し、VWAP上で推移する銘柄は本物の買いが入っている確度が高いです。
実行:分割エントリーと初期利確のテンプレ
信用買残急増局面では一発で全部を取ると巻き戻しで大きくやられるリスクがあります。
分割エントリーと分割利確でリスクを限定しつつポジションを徐々に拡張する運用が有効です。
| フェーズ | ルール例 |
|---|---|
| 第1エントリー | 目標総量の30%を取得、逆指値はエントリー価格−ATR×1.0 |
| 第2エントリー | 裏取り(歩み値・VPOC)が継続したら追加で30%取得 |
| 第3(残り) | 需給がさらに強化されたら残りを取得しATR×1.5でトレーリング |
| 第1利確 | エントリー直後に30〜40%を確保(目安:ATR×1.0または+3%) |
巻き戻し(急落)を回避する具体技術
巻き戻し回避の核は2点です。リスクの早期識別と即時対応です。
リスクの早期識別には板の急変、歩み値での反転大口、PTSの売り先行、信用売残の急増などを常に監視することが必要です。
即時対応ルール(寄り前〜寄り直後の6分ルール)
1分目:信用買残・貸借倍率の前週比・前日比を確認します。
2分目:PTSの先行動向と気配の厚さをチェックします。
3分目:歩み値で大口の偏りと連続性を確認します。
4分目:出来高が20週平均を大幅に上回っていないか確認します。
5分目:信用売残の動きを確認し急増があれば警戒します。
6分目:逆指値と第1利確の発注を完了して寄りを迎えます。
巻き戻し発生時の段階的撤退テンプレ
巻き戻しが始まったら段階的に撤退します。
1)VWAP割れが発生したら第1段階で保有量の30%を利確する。
2)歩み値で売り大口が連続すればさらに20〜30%を利確する。
3)信用買残の急速解消(決済売り)が確認されたら残りを速やかに手仕舞いします。
リスク管理:ロット規定と資金管理
小型株や流動性が低い銘柄では一度の巻き戻しで致命的になるためロット上限を厳格に定めます。
ルール例は銘柄毎に総資産の0.5%〜1%を上限とし、大型で流動性が高い銘柄は1〜2%程度に設定します。
ケーススタディ(実例)
事例A:小型材料株で信用買残が4週で+45%になりPTSで先行上昇が出たケースでは、分割エントリーと早めの第1利確で被害を限定しつつ月間で+12%の利を確保できました。
事例B:中型テーマ株で信用買残が急増、歩み値で大口が連続したが気配板にフェイクオーダーが見られた事例では第2エントリーを見送り、巻き戻しでの損失回避に成功しました。
(銘柄例:PKSHA Technology 3993、レーザーテック 6920、任天堂 7974等を運用ルール検証で利用)
検証(バックテスト)で必ず見るKPI
・仕掛け候補抽出後の平均リターン(7日・30日)。
・分割ルール適用時の期待値と最大ドローダウン。
・巻き戻しが発生した場合の平均回復日数。
これらをカテゴリ別(大型・中型・小型)に分析して閾値を調整します。
運用効率を上げるツールとアラート設計
自動スクリーニングで信用買残の増加率や週次出来高の異常を検出し、該当銘柄の歩み値大口検出アラートを連動させることを推奨します。
また寄り前のPTSアラートやVWAP割れアラートを用意することで即時対応が可能になります。
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チェックリスト
・信用買残の週次増加率を自動で検出する。
・該当銘柄に対して歩み値の大口連続があるか即時裏取りする。
・週次出来高が過去20週平均の2倍以上か確認する。
・貸借倍率が急低下していないか確認する。
・分割エントリーと第1利確を必ず設定する。
まとめ:知識をプロセスに落とし込めば勝率は上がる
信用買残急増は魅力的なシグナルですが危険性も併せ持ちます。
本記事のチェックリストと発注テンプレ、撤退ルールを運用に組み込んで反復検証を続けることで、巻き戻しリスクを抑えつつ安定的に利を積み上げることが可能です。
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