相場の設計図:大口はどこで買うかを知れば個人の勝率は上がる
相場の設計図とは何か
相場の設計図とは需給が集中しやすい価格帯と時間帯を定量的に示したものです。
大口は短期で薄い出来高帯を避け、流動性が確保できる価格帯や時間帯で買いため、そこを先に把握できれば個人のエントリーは有利になります。
設計図を作るためには出来高プロファイル(VPOC)、当日VWAP、過去の出来高クラスター、歩み値の大口連続といった要素を可視化する必要があります。
大口が「買う」典型的な局面
大口が買いを入れる局面は概ね以下の5パターンに整理できます。
- 受注や業績上方修正など一次材料が出た直後で、ファンダが裏付けられている局面。
- 週次・月次の資金流入が確認でき、ETFや海外ファンドが買いに回る局面。
- 前日VPOCやサポート帯に到達し、買いの支持が期待できる逆張り局面。
- 寄り前のPTSで先行買いが発生し、寄り付きで流動性を取りに行く局面。
- オプションやブロック情報で機関の買い意欲が示唆されたタイミング。
個人はこれらの局面を把握しておくだけで、無駄な高値掴みや出尽くし買いを避けられます。
受注や業績材料での買い
材料が出ると機関や海外マネーは既にポジションを段階的に組んでいることが多いです。
個人が材料を見て最後に入ると、出尽くしで一度押される局面に巻き込まれやすいため、一次情報の早期入手とIRの読みが重要です。
週次・ETFフローでの買い
SMHやSOXXのようなテーマETFに資金が流入すると、その週は連動銘柄に需給が集まります。
週次で資金流入を確認できれば、週の中盤〜末にかけて先回りポジションを作る余地があります。
歩み値が示す「大口の痕跡」を読む方法
歩み値(約定履歴)は大口の介入を秒単位で観察できる最も有効なツールです。
実務では下記のポイントを順にチェックしてください。
- 同方向に短時間で複数回発生する大口約定の有無を確認すること。
- 大口約定の直後に小口の一般約定が続くかを確認すること。一般約定が続く場合は自然な買いが追随しているサインです。
- 板のキャンセル頻度を確認すること。頻繁な見せ板は需給操作の可能性を示します。
当サイトでも歩み値分析のカテゴリで事例とチェックテンプレを紹介していますので併せて参照してください。
VPOC・VWAPで「買いやすい価格帯」を定める
VPOCは出来高が最も集中した価格帯を示し、VWAPは当日の平均取得価格を示します。
大口はVPOC付近やVWAP以下の押し目で流動性を取りに行きやすいため、これらを設計図に落とし込むとエントリーの精度が上がります。
実務テンプレ:VPOCとVWAPの組合せ
1)前日のVPOCを参照し、その上方または下方へのシフトを確認すること。
2)当日VWAPより下でVPOCが位置する場合は押し目買いゾーンと見なすこと。
3)VWAP上方で推移しVPOCが上にスライドする場合は買いの継続を評価すること。
信越化学のケーススタディではVPOCとVWAPの組合せで反発確度が高まる事例が報告されています。
寄り前5分・PTS先行を設計図に組み込む
寄り前のPTSや夜間取引で先行して買われるかどうかは重要な前兆です。
寄り前5分でPTS先行+寄り前出来高増+歩み値での大口が揃う銘柄は短期で化ける可能性が高い一方、見せ板や板キャンセルが多い場合は慎重に判断する必要があります。
当サイトの速報記事では寄り前の先行シグナルを実務テンプレとしてまとめていますので参考にしてください。
ブロックトレードと大量保有の示唆を読む
取引所外で成立するブロックトレードや大量保有報告は大口のポジション形成を示す重要な手がかりです。
ブロック情報はタイムラグがあるものの、発表後の翌週に需給が偏るケースが多いため週次での監視が有効です。
ファンドの動きを週次フローで追うことで先回りが可能になります。
データで設計図を作る:週次・日次スキャンテンプレ
以下はそのまま運用できる週次・日次スキャンのテンプレです。
| 頻度 | 項目 | 条件(目安) | 意味 |
|---|---|---|---|
| 週次 | ETF資金流入(AI/半導体など) | 前週比+50%以上 | テーマ資金の到来を示す。週内で関連銘柄を候補化する。 |
| 日次(寄り前) | PTS変化 | 前日終値比+2%以上 | 夜間の先行買いを示す。寄り付きで流動性を取る可能性。 |
| 日次(寄り前) | 寄り前出来高 | 20日平均比×2〜3倍 | 当日の注目度・資金流入を示す。 |
| 秒単位 | 歩み値の大口連続 | 1分以内に同方向で3回以上の大口 | 大口の介入を示す。一般約定が続けば本物度が高い。 |
実践:設計図に基づく具体的な注文テンプレ
設計図を実際の注文に落とすときは次のテンプレを推奨します。
・エントリーは原則指値で行い、VPOCや直近板厚みに合わせて分割で入ること。
・寄り前5分で大口連続かつPTS先行が確認できた場合は寄り成行で小ロットを入れること。
・第一利確は+3〜5%、出来高が持続すれば+10%を目標に分割利確すること。
・損切りは▲5〜8%で機械的に設定すること。
これらのテンプレは板や歩み値の状況に応じて柔軟に調整してください。
ケーススタディ:楽天グループと任天堂の実例から学ぶ
当サイトの事例では楽天グループや任天堂の短期戦略でVPOCとVWAPの組合せが有効であったと報告されています。
楽天グループでは1分足VWAP戦略と出来高クラスターを組み合わせることで騙しを減らし、勝率を高めた事例があります。
任天堂の逆張り成功事例ではVWAP乖離率と歩み値での大口買いが反発の前触れとなった事例が示されています。
注意点とリスク管理
設計図は有効ですが万能ではありません。
見せ板や板操作、インサイダー的な材料、そして急激な外部環境変化は設計図を覆すリスク要因です。
したがって設計図に基づく取引でもロット管理と厳格な損切りを徹底してください。
まとめ:設計図を作れば勝率は再現可能になる
大口がどこで買うかを理解することは個人投資家の勝率を上げる最短ルートです。
VPOC・VWAP・歩み値・PTS先行・週次フローといった要素を設計図として統合し、日次のチェックリストと注文テンプレを運用することで再現性のあるトレードが可能になります。
まずは本稿のスキャンテンプレを週次ワークフローに組み込み、実データで検証してください。
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