夜間PTSの反応を日中トレードに活かす3つの技術
夜間PTSの動きは日中の寄り付きと初動に強い示唆を与えます。
本稿では夜間PTSで出たシグナルをそのまま鵜呑みにせず、日中トレードで期待値を上げるための三つの技術を具体ルールとして提示します。
歩み値、出来高プロファイル(VPOC)、VWAPとの整合性、板寄りの読み方、海外時間での先行買いの解釈など実務で即使える項目を多めに盛り込みます。
イントロ:なぜ夜間PTSを見るか
PTSは新市場参加者の注文と海外時間の反応を時差を縮めて表現する場です。
夜間PTSで先行して上昇・下落が起きるパターンは、翌朝の寄付きでそのまま始動する確度が比較的高い傾向があります。
ただしPTSの「偽物」も多く、出来高の質や歩み値の大口の有無で本物かを見抜く必要があります。
全体の流れ(高レベル)
①夜間PTSで材料反応や海外時間の先行買いが出現する。
②寄り前気配で板の厚みやVPOC位置、VWAPとの乖離を確認する。
③歩み値で大口成行の連続があれば初動を狙う。
これらを「夜間PTS→寄り前確認→寄付き初動の3ステップ」に落とし込むと再現性が高まります。
技術その1:PTS先行を担保する「材料の質」判定技術
夜間PTSで上昇している理由が何かを即座に分類します。
分類は大きく「確定的材料」「期待的材料」「需給的動き(仕手・SNS)」の三つです。
確定的材料はTOB、受注開示、業績上方修正などで、信頼度が高く寄り付き後の継続性が期待できます。
期待的材料は噂や推測、提携観測などで振れ幅が出やすいです。
需給的動きは浮動株が少ない低位株やSNS発の過熱で、短期の乱高下になりやすいので注意します。
実務チェック
- IRや主要メディアで確定的な数字(受注金額、買付価格、契約開始日)が出ているか確認する。
- 発表ソースが一次情報か、それとも二次情報(転載・噂)かを区別する。
- 噂系の場合は歩み値とVPOCで需給が伴っているかを厳格にチェックする。
技術その2:歩み値大口検知と出来高の「質」で初動を捕まえる技術
出来高の絶対値上昇だけで飛びつくと偽物に当たることが多いです。
歩み値で「大口成行が短時間に連続して約定しているか」を見ることで本物度を高めます。
歩み値で見るべきパターン
- 短時間に大口成行買いが3回以上連続するパターンは強い。
- 成行小口の積み上げ(小口が多数連続)だけで上昇している場合は偽物の可能性が高い。
- 寄り前のPTSで大口が確認でき、寄付き直後も歩み値が連続していると初動の信頼度が高い。
実エントリーのルール(分割・逆指値)
初動での取り方は分割エントリーが有効です。
・初動で想定ポジションの40%を取得する。
・歩み値の継続とVWAP上維持を確認したら残りを追加する。
逆指値は直近安値の5%下を目安に設定します。
技術その3:VPOCとVWAPの整合性で「支持帯」を見極める技術
VPOC(出来高プロファイルの最大山)とVWAP(出来高加重平均価格)が合致するゾーンは機関投資家の取得帯や短期の支持帯になりやすいです。
夜間PTSから寄り前にかけてそのゾーンがどこに来ているかを見て、寄付きの強弱を判断します。
板読みとの組合せ
VPOC位置で板が厚い場合は寄り付き後の押し目買いが入りやすいです。
一方VPOCを大きく上抜けている局面はトレンドの始まりが期待できますが、逆に一時的な空売りの買戻しによる偽上昇にも注意します。
実践編:夜間PTSを使ったトレードフロー(寄り前〜寄付き終了まで)
1)夜間PTSでの反応をチェックします。
2)材料の質(IRか噂か)を分類します。
3)寄り前気配でVPOCとVWAPの位置、板厚みを確認します。
4)歩み値で大口連続があるかを確認します。
5)寄付きで分割エントリー、逆指値を設定します。
6)出来高の継続が崩れたら即手仕舞いします。
寄り後の判断目安
- 出来高/20日平均が3倍以上かつVWAP上にあるなら追随。
- 歩み値が途切れ大口が消えたら早めに利確あるいは損切り。
- 寄り付きでのギャップアップが大きい場合は寄り付き後の10分足でVWAP割れが否定材料になる。
銘柄事例(実戦で分かりやすかった例)
レーザーテック(6920)は夜間PTS先行→寄付きで成行買いが複数回入り、VWAP上で推移して短期で大きく上昇した事例があります。
このタイプは材料が一次情報であることが多く継続性が高かったです。
ウインテスト(6721)は半導体関連の受注観測で夜間PTSが活発になり、寄り前のVPOC位置と歩み値の大口で初動を捉えられた事例が報告されています。
個別銘柄は業界ニュースやIRを併せて見てください。
リスクと「偽物」の見分け方
PTSでの値動きは流動性が低いため、少額資金で価格が歪むことがあります。
偽物の特徴は小口成行の連続で価格が上がっていること、歩み値に大口がないこと、そして寄り前のVPOCに裏付けがないことです。
信用残や貸借倍率の急変も注意点です。
信用買残が急増している銘柄は急落リスクがある一方、信用売残の急減と出来高増はショートカバーで急騰する可能性があります。
チェックリスト
| 項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 材料の質 | IR/一次情報か、噂か、SNS発かを分類する |
| 歩み値 | 大口成行の連続(短時間に3回以上)を確認する |
| 出来高の質 | 出来高/20日平均>3かつVWAP上維持を確認する |
| VPOC/VWAP | VPOCが支持帯になっているかを確認する |
| 信用・貸借 | 信用買残・空売りの動向を確認する |
| PTS対日中 | PTS先行→日中の寄り付きで継続するかを検証する |
Q&A よくある疑問と回答
Q:PTSで上がっている銘柄は必ず寄付きでも上がりますか。
A:いいえ。PTSは流動性が薄いため寄り付きで需給が反転するケースが多いです。
歩み値やVPOCで裏取りをして初動を狙ってください。
Q:PTSを無視して日中だけ見ても問題ありませんか。
A:短期トレードではPTSは有用な先行指標です。
ただしPTSを見ただけでエントリーすると騙されることがあるため、必ず歩み値とVPOCの同時確認を行ってください。
関連記事
以下は当サイトの関連記事で、夜間PTS・歩み値・VPOCに関する具体的な解説記事です。
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まとめ:PTSを味方にするための心得
夜間PTSは日中トレードの有力な先行指標になりますが、そのまま鵜呑みにすると損をします。
材料の質、歩み値の大口、VPOCとVWAPの整合性という三つの技術を組み合わせて使うことで期待値が高まります。
本稿のチェックリストを運用ルールに取り入れて、必ず資金管理と逆指値を併用してください。
とはいえ、株式投資における情報収集や期待できる銘柄の選定は容易な作業ではありません。
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